旭川市長、旧統一教会の事務所訪問歴 関与否定を修正

旭川市長、旧統一教会の事務所訪問歴 関与否定を修正
08/30 22:51 更新 北海道新聞


 【旭川旭川市今津寛介市長は30日の記者会見で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の市内の事務所を昨年までに計3回訪問していたことを明らかにした。8月上旬の北海道新聞の取材には同連合との関わりについて「私の知りうる範囲では無い」と否定していたが、「後援会を含めて再確認した」として修正した。「今後は関係を絶っていきたい」と述べた。

 今津市長によると、落選した2018年11月の市長選の際、支援者の案内で同連合事務所を1度訪問。初当選した昨年9月の市長選に出馬表明した直後の8月1日にも訪れたほか、11月23日には同連合の幹部と面会し祝いの言葉を受けたという。市長選で支援を受けた事実はないとしている。

 市長はまた、自民党の東国幹衆院議員(道6区)が会長を、自身が顧問を務める「旭川家庭教育を支援する会」が5月に開いた講演会で旧統一教会会員の静岡県議を講師に招いたことを巡り「支援する会と旧統一教会との関係は分からない。関係が明らかになった場合は顧問を辞したい」と述べた。(村田亮