再処理工場で高レベル放射性廃液の冷却設備 約8時間停止 2022/7/3

再処理工場で高レベル放射性廃液の冷却設備 約8時間停止
2022/7/3 NHK

 

青森県六ヶ所村にある使用済み核燃料の再処理工場で、高レベルの放射性廃液を冷却する設備が2日、およそ8時間にわたって機能を停止するトラブルがあったと、事業者の日本原燃が明らかにしました。
外部への影響はないということですが、青森県は、日本原燃に対し、原因の究明と再発防止を求めています。

六ヶ所村にある再処理工場では、以前、実施した試運転の際に出た、高レベルの放射性廃液を複数のタンクに入れて保管していて、このうちおよそ2600リットルの入ったタンクを冷却する設備が、2日午後3時半頃からおよそ8時間に渡って機能を停止するトラブルがあったと、日本原燃が3日、発表しました。

設備は2つの系統があり、1つは工事中で、もう1つの系統が使われていましたが、日本原燃によりますと、2日午後7時頃に、担当者が設備を流れる水の量が減っていることに気づき、点検したところ、水を循環させる配管の仕切り弁が何らかの原因で閉じられていたということです。

このトラブルで、通常は24度ほどに保たれている廃液の温度は、一時的に32度まで上昇したということです。

日本原燃によりますと、放射性物質が漏れ出るなど外部への影響はなかったということですが、なぜ仕切り弁が閉じられていたのか詳しい原因を調べています。

また青森県は、今回のトラブルを受け、再処理工場に職員を派遣するとともに、日本原燃に対して原因究明と再発防止の対策について詳しく報告するよう求めたということです。

今回の報道発表が3日朝になったことについて、日本原燃は、一連の事象で冷却設備の機能が停止していたと判断したのが3日午前2時26分で、その後、速やかに県に連絡し、準備が整ってから発表したと説明しています。