ヨーヨー・マ、ワシントンのロシア大使館前の歩道に一人で立ち ウクライナ侵攻を音楽で抗議するパフォーマンスを行う
2022/03/09
世界的チェリスト、ヨーヨー・マ(Yo-Yo Ma)は3月7日、ワシントンD.C.にあるロシア大使館前の歩道に一人で立ち、ロシアによるウクライナ侵攻を音楽で抗議するパフォーマンスを行いました。映像あり。ヨーヨー・マは同日の夜、ケネディセンターで演奏するためにワシントンD.C.を訪れていました。
D.C.在住のライアン・スティットは、自転車でロシア大使館の前を通ったとき、ヨーヨー・マが大使館前の歩道に楽器を置き、「Zelensky Way」(※ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領から)と書かれた即席の道路標識の横に立って、パフォーマンスを行うのを目撃しました。スティットは、最初、そのミュージシャンがヨーヨー・マなのかどうかわからず、二度見してしまったという。スティットが驚いて立ち止まるまで、ほとんど気づかれることはなかったようです。
スティットは地元テレビ局WUSAに当時のことを話しています。
「僕はただ率直に、あなたはヨーヨー・マですか、と尋ねたんです」
スティットは、ヨーヨー・マがとても気さくな人だったと話し、そして、なぜ大使館にいるのかを説明してくれたという。
「僕が覚えているのは“誰もが何かをしなければならない”という言葉です」
ヨーヨー・マは、同日のケネディセンター公演は、ウクライナ国歌の演奏からスタートさせました。聴衆全員は起立して彼のパフォーマンスを聴いています。