アメリカ コロナ感染者 10万人超 医療ひっ迫で死者の増加懸念

アメリカ コロナ感染者 10万人超 医療ひっ迫で死者の増加懸念

新型コロナウイルスの感染が再び拡大しつつあるアメリカでは、新たに報告された1日の感染者の数が初めて10万人を超え、医療機関のひっ迫により死者の増加にもつながる懸念が出てきています。

ジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、アメリカで4日に報告された新型コロナウイルスの新たな感染者の数は10万2831人と、これまでで最も多く、初めて10万人を超えました。

民間団体の調査では入院中の患者はほぼ全米で増加が続いていて、5万2000人以上となり、1万人以上がICU=集中治療室で治療を受けているということで、ことし4月や7月の感染拡大の時期に迫る水準となっています。

患者の増加にともない、医療機関への負担が高まる地域が出てきています。

地元メディアによりますと、中西部ミネソタ州の大都市、ミネアポリスではICUの空きがほぼなくなり、医療機関が患者をほかの地域の病院に送り始めているほか、サウスダコタ州ではまだ建設が終わっていない建物に臨時の病室を作り、症状の比較的軽い患者を収容しているということで、医療機関のひっ迫により適切な医療を受けられずに死亡する患者が出る事態が懸念されています。

アメリカでは今月から来月にかけて感謝祭やクリスマスなど人の移動が盛んになる季節を迎えますが、感染がさらに拡大するきっかけになりかねないとして、複数の専門家が1日も早く全米規模での対策が必要だと訴えています。