後志管内の寿都町に続いて原発の高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の処分候補地へ応募の動きが表面化した神恵内村。国の「科学的特性マップ」では大部分が処分に適さない。そんな場所でも応募できるのか。
Q 科学的特性マップ=図1=で、寿都は濃い緑色、神恵内はオレンジ色が大部分を占めている。どう見ればいいんだろう。
A マップは、火山の半径15キロ以内や活断層周辺などをオレンジやグレーに塗って処分地選定調査の対象外とした上で、残りを緑、そのうち海岸から20キロ以内を港湾からの輸送面でも好ましい「最適地」として濃く塗っている。寿都は一部に活断層のオレンジの線が通るだけだが、神恵内は約250万~200万年前に火山活動があった積丹岳の半径15キロにほぼ全域が入る。