イスラエル無人機侵入か レバノンでヒズボラ施設爆発

イスラエル無人機侵入か レバノンヒズボラ施設爆発

2019/8/26 日本経済新聞

 

【カイロ=飛田雅則】イスラエルが、敵対するイランへの強硬姿勢に拍車をかけている。レバノンの首都ベイルート南部で25日、無人機がレバノンイスラムシーア派武装組織ヒズボラの施設に飛来して爆発し、被害が出た。ヒズボラはイランが支援しており、爆発したのはヒズボラを敵視するイスラエル無人機とみられている。AFP通信などが伝えた。
2機の無人機が飛来し、1機が撃墜され、別の1機が爆発し、数人のヒズボラ関係者が負傷した。イランと関係が深いヒズボラは米国と同盟関係にある隣国イスラエルをたびたび挑発してきた。
24日にはイスラエル軍がシリアの首都ダマスカス近郊で、イランに関係する複数の軍事拠点を空爆したと発表した。同軍はこの空爆により、イスラエル北部への攻撃計画を阻止したと主張した。シリア人権監視団(英国)によると、ヒズボラの戦闘員ら5人が死亡したという。イランとヒズボラは、アサド政権の支援を口実にシリア内戦に介入してきた。
イスラエルはイランが周辺国で勢力を拡大するのを脅威とみて、イランのシリア領内の軍事施設に対する攻撃を繰り返してきた。イスラエルのネタニヤフ首相は24日の攻撃後、「イランに断固とした行動をとり続ける」と声明で述べた。同氏は9月17日の総選挙に向けて有権者にアピールしたとの見方もある。