今治市でも文書改ざん… 「加計爆弾」に再点火

今治市でも文書改ざん… 「加計爆弾」に再点火


3/21(水) 6:00配信





「モリ」友問題が火を噴く一方、時を同じくして、「カケ」問題にも再び火の手――。片やこちらは、今治市の「文書改ざん」が指摘されている。

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 愛媛県松山地検今治支部に、「告訴状」が提出されたのは、3月9日のこと。

 告訴人は、「今治市民ネットワーク」で、告訴されたのは今治市長など。趣旨は、虚偽公文書作成、行使とあるから穏やかではない。ネットワークの共同代表・村上治氏の説明を聞いてみよう。

「我々は、加計学園絡みのさまざまな文書を情報公開請求しています。中の一つが2015年6月、今治市の職員が国家戦略特区WG(ワーキンググループ)のヒアリングに参加した際の『復命書』、つまり報告書。これをまだ加計問題が騒ぎになっていない2016年11月に請求したところ、大部分が黒塗りになった文書が公開されました」

 その後、加計問題は国政のトップニュースに“昇格”。その最中に村上氏が関連文書を開示請求すると、17年6月に再び同じ「復命書」が出てきた。するとビックリ、

「今度は全開示となった。が、同じ文書にもかかわらず、半年前に出てきたものとは、明らかに中身が違うものだったのです」

 なるほど、確かに両文書を見比べると、前者は計7ページなのに後者は5ページ。前者には記されていた出席者の氏名、発言の箇所が後者では大幅に削られている等々、違いは一目瞭然なのだ。
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意思決定の妨げ

「市は意図をもって文書を改ざんしたのでしょう」

 と、村上氏が続ける。

「と言うのは、このWGは曰くつきのものです。異例なことに今治市の職員に混ざって加計学園の関係者も参加。内閣府がこの議事録の要旨を公開した際、加計の関係者の出席をふせていたことがわかって問題になったほどでした」

 と言うから、なるほど、今治市が問題発覚後、慌てて文書を作り替え、出席者の氏名等々を削って「加計隠し」を試みたと見られても無理はないのである。

 当の今治市に聞くと、大要、

「新しい文書は後に内閣府と確認作業を行い、取り間違いやニュアンス間違いを正したもの。古い文書とセットで保管してあります」

 と「書き換え」を認めた上で正当性を主張するが、

「であれば、2度目の請求にはなぜ両文書をセットで公開しなかったのか」

 と指摘するのは、公文書管理に詳しい、東洋大の早川和宏教授(行政法)。

「これでは作り替え、都合の悪い文書は見せないようにしたと思われても仕方ない。市民の正しい意思決定の妨げになっています」

 いよいよ4月に開校を迎える件の獣医学部。しかし、疑惑はちっとも“底”の気配を感じさせない。

週刊新潮」2018年3月22日号 掲載