ネット利用、新聞上回る ニュース媒体、17年度調査
01/20 05:02 北海道新聞
ニュースをインターネットで読む人の割合が71・4%となり、68・5%だった新聞の朝刊を初めて上回ったことが、公益財団法人「新聞通信調査会」が実施した2017年度の全国世論調査で分かった。メディアの信頼度は「新聞」「NHKテレビ」「民放テレビ」「ラジオ」が前年度より微増した一方、「ネット」は低下した。
ネットでニュースを見る人の割合は前年度比1・8ポイント増。朝刊を読む人の割合は1・9ポイント減だった。同じ質問を始めた10年度以降、ネットは最高、朝刊は最低となった。
各メディアの情報信頼度を100点満点で採点してもらったところ、NHKテレビが70・0点でトップとなり、新聞(68・7点)、民放テレビ(59・2点)、ラジオ(58・2点)で、前年度から0・1〜0・6点上昇。ネットは2・1点低下し51・4点だった。
今回はフェイクニュースについて初めて質問。言葉を「知っている」41・9%、「聞いたことはあるが内容は分からない」24・4%、「知らない」33・4%となった。フェイクニュースに気をつけているかを聞くと、「意識している」は41・4%、「意識していない」は34・6%だった。
調査は17年11月2〜21日、住民基本台帳から抽出した18歳以上の男女5千人を対象とし、3169人が回答した。