普天間飛行場に胴体着陸=事故機と別のオスプレイ−不安と反発一段と・沖縄

普天間飛行場胴体着陸=事故機と別のオスプレイ−不安と反発一段と・沖縄



 米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾市)の米海兵隊の新型輸送機オスプレイが不時着した事故で、事故機とは別のオスプレイが13日夜に普天間飛行場胴体着陸していたことが14日、在日米軍への取材で分かった。
 普天間飛行場は住宅密集地に囲まれ、小学校や中学校にも隣接。「世界一危険な飛行場」と呼ばれる。オスプレイは24機配備されており、名護市沿岸での不時着事故に続いて事故が発覚したことで、住民の不安と反発が一段と高まるのは必至だ。
 在沖米軍トップのニコルソン四軍調整官は14日の記者会見で、「装置に問題があったが、安全に着陸した」と述べた。
 在日米軍によると、機体の不具合で前輪が出ず、胴体着陸になったという。在沖米軍が詳しい原因を調べている。
 宜野湾市によると、同飛行場に着陸した機体の装置に不具合があったことについては、防衛省沖縄防衛局から14日に「前輪が壊れた機体が1機ある」と連絡があったという。重大事故につながりかねないトラブルだけに、日米両政府は情報開示の面でも批判を浴びそうだ。
 隣接する同市立普天間中学校の仲村美恵子教頭は胴体着陸について知らされてなかったといい、取材に「本当ですか」と絶句。13日は夕方には生徒全員が下校したが、一歩間違えば危険が及ぶ可能性もあった。「米軍はしっかりと情報を伝えてくれないと子供たちの安全を守れない」と憤った。
 普天間飛行場では授業中も航空機が離着陸を繰り返し、屋外では教師の声が聞き取れないこともあるという。「その状況に慣れてしまっている子供たちがかわいそう。静かな環境で勉強させてあげたい」とこぼした。(2016/12/14-19:33 時事通信