タンク汚染水漏れ、人為的操作が原因 福島第一


タンク汚染水漏れ、人為的操作が原因 福島第一

2014年2月22日03時34分 朝日新聞




 東京電力福島第一原発でタンクにためていた高濃度の汚染水100トンがあふれ出た問題で、東電は21日、弁を開けた状態にしていたことによる作業員の操作によるものと断定した。東電は当初、弁の故障の可能性もあるとしていたが、工事による写真と水位計のデータから、だれかが弁を開けたことが原因とみている。

 漏れたタンクに汚染水を送る配管には、三つの弁がついている。汚染水漏れが発覚した19日午後11時半ごろには、二つの弁が開き、一つが閉まっていた。弁がすべて開いていないと汚染水がタンクに流れ込まないはずが、実際は流れ込んでいた。このことから、東電は当初弁の故障を疑った。

 しかし、同日午前11時ごろに工事のために撮影された写真には、閉まっていた弁が開いていた状態で写っていた。さらに、同日昼ごろに漏れたタンクの水位計が上昇。このことから、東電は午前11時ごろに何者かが弁を開ける操作をしたとみている。

 東電は作業員らに聞き取りをしているが、弁の操作をした人を特定できていないという。