2013/6/16 朝日新聞
関西電力と四国電力は、7月に原子力規制委員会に原発再稼働を申請する際、プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を使う「プルサーマル発電」も認めてもらうよう申請する方針を固めた。MOX燃料は原発で使い終わった核燃料から取り出したプルトニウムを使っており、認められれば「核燃料サイクル政策」も再び動き出す。
関電の八木誠社長は14日、会長を務める電気事業連合会の記者会見で「規制基準の施行後、速やかに申請したい」と述べた。規制委が7月に規制基準を定めれば、高浜原発(福井県高浜町)の3、4号機の再稼働を申請する方針だ。さらに、今は動いているが、9月に定期検査で止まる大飯(おおい)原発3、4号機(福井県おおい町)も規制基準を満たしているとして再稼働を申請する。