2023-01-01から1年間の記事一覧
この国はどこへ これだけは言いたい 軍備増強は「静かな危機」 批評家・浅田彰さん 66歳 米誌タイムが上目遣いの岸田文雄首相の写真を表紙に掲載し、こう紹介した。<岸田首相が長年の平和主義を捨て去り、自国を真の軍事大国にすることを望んでいる>。現実…
冤罪 狭山事件 2023/5/24 毎日新聞 「東京拘置所での日々は、いま思い出しても苦しい」と言った。「46人を見送りました」とも。 「午後は騒がしいのですが、午前中は水を打ったように静かになる。執行があるかもしれないから。普段はズック靴の看守は、その…
水俣病のメモ 「チッソの企業体質」 関川宗英 チッソは、新興財閥だった。旧財閥のような、鉱山の独占的所有や、銀行や商事会社などあらゆる企業が集まる巨大な経営基盤はない。そんな新興財閥だったチッソは昭和に入ると、朝鮮や中国の植民地経営によって、…
水俣病のメモ 「新しい時代の気分 プラスチック」 関川宗英 プラスチックが私たちにもたらしたものは、経済的役割だけではない。 プラスチックは、大量消費社会を実現するために重要な素材といえる。清潔で、安く、色も美しい。高度経済成長を実現した日本、…
国内唯一の高速炉「常陽」、再稼働審査に合格 2023/5/24 産経新聞 原子力規制委員会は24日、日本原子力研究開発機構(JAEA)の高速実験炉「常陽」(茨城県大洗町)について、安全対策の基本方針が新規制基準に適合すると認める審査書案を了承した。国…
「あなた、悶(もだ)え加勢(かせ)しよるとね。そのままでよかですよ。」 (石牟礼道子) ◇ 「水俣病は、ちょっとやそっとじゃ終わらない」。苦痛と葛藤は今も消えない。そう語る水俣病センター相思社の職員・永野三智(みち)が己の無力に打ち拉(ひし)…
水俣病のメモ 「人の命よりプラスティック」 関川宗英 1956年、チッソ附属病院に幼い姉妹が入院した。姉は5歳、妹は2歳。手足が硬直、痙攣して歩けない、言葉は不明瞭という症状だった。 チッソ附属病院の院長だった細川一は、1956年5月1日、「原因不明の脳…
G7の広島ビジョンは核兵器の肯定「被爆地からの発信許されない」 先進7カ国首脳会議(G7サミット)がまとめた核軍縮に関する「広島ビジョン」を巡り、カナダ在住の被爆者サーロー節子さん(91)が20日、帰郷中の広島市で中国新聞のインタビューに応じた。「…
【声明】戦争する国づくりと一体の土地規制法区域指定を中止し、法を廃止するよう求める2023年5月19日 声明戦争する国づくりと一体の土地規制法区域指定を中止し、法を廃止するよう求める 政府は、5月12日、土地等利用状況審議会に対し、第2回目指定対象…
(取材考記)資料ミス続発 原電・原燃、軽い「改善の誓い」 山野拓郎 再稼働をめざす日本原子力発電敦賀原発2号機(福井県)の審査で、原子力規制委員会が原電に対し、審査の申請書の内容を補正して8月末までに出し直すよう行政指導した。 原電が、地質デ…
「僕はまるでちがって」 黒田三郎 僕はまるでちがってしまったのだなるほど僕は昨日と同じネクタイをして昨日と同じように貧乏で昨日と同じように何にも取柄がないそれでも僕はまるでちがってしまったのだなるほど僕は昨日と同じ服を着て昨日と同じように飲…
電力フェイクに騙されるな 古賀茂明〈週刊朝日〉 「ドイツは脱原発を達成したが、EUでは送配電網が繋がっているため、再エネ不稼働時に電力が不足しても原発大国のフランスから電力を輸入できる。日本は全く状況が異なるから、脱原発はできない」という話を…
与那国島の軍港計画 三上 智恵 2023/5/12 FBより 与那国島の軍港計画がなぜまずいのか?まだ認識されていないので作画しました今ある陸自の駐屯地はオレンジ色の部分その東側に新たに18haのミサイル部隊用の基地を増設することになります赤い丸ですここまで…
ほぼ全周で崩壊…圧力容器の土台はどんな状態なのか 福島第一原発1号機の惨状【図解】2023年5月1日 東京新聞 東京電力福島第一原発1号機の原子炉内では昨年からロボット調査が続けられてきた。重い圧力容器を支える鉄筋コンクリート製の土台下部が、溶け落ち…
迷走プルトニウム プルサーマル燃料確保できず 2023/5/4 毎日新聞 プルトニウムを原発で利用するプルサーマル発電で、フランス南東部の燃料加工工場「メロックス工場」で不良品が相次いでいる影響が国内で尾をひいている。2月に電力各社が公表した計画による…
岸田首相の米タイム誌記事「表題と中身が乖離」 政府 2023/5/12 日本経済新聞 松野博一官房長官は12日の記者会見で、岸田文雄首相のインタビュー記事を掲載した米タイム誌に「表題と中身に乖離(かいり)がある」と申し入れたと述べた。ニューヨーク総領事館…
岸田首相がタイム誌の表紙に 「真の軍事大国にしたいと望んでいる」 2023/5/11 朝日新聞 米タイム誌(電子版)は9日、地元・広島でのG7サミット開催を控えた岸田文雄首相を表紙とした5月22日・29日号を掲載した。「日本の選択」と題し、「岸田氏は数十年にわ…
君主制廃止支持じわり増加=「元首と認めず」6割―カナダ 2023//5/6 【ニューヨーク時事】英連邦加盟国で英国王を国家元首とするカナダで、君主制廃止への支持が増加している。トルドー首相は「議論するようなことではない」と早期の体制変更に否定的だが、…
東京電力の危機意識の薄さ鮮明…福島第一原発1号機の原子炉土台損傷 緊急時対処も具体策は先送り2023年5月7日 東京新聞 東京電力福島第一原発(福島県大熊町、双葉町)の1号機原子炉圧力容器を支える土台が損傷していた問題を巡り、東電の対応が後手に回って…
精神医療の世界を、鋭い視点で優しく眼差す。ベルリンで金熊賞を受賞した珠玉のドキュメンタリー作品 https://brutus.jp/nicolasphilibert_ontheadamant/?heading=1 真っすぐに、静かに。そこに生きている人たちに、優しい眼差しでカメラを向けてきたニコラ…
(現場へ!)憲法を手に2:6 護憲集会、新規則で不許可 3月下旬、訪れた金沢市は桜が咲き誇っていた。金沢市役所の隣に、南北約60メートル、東西約50メートルの「市庁舎前ろ広場」はある。憲法21条が保障する集会の自由をめぐり、最高裁まで争われ…
<社説>岸田首相の政権運営 権限を何に使うべきか2023年5月1日 東京新聞 総裁選の原点どこへ 原点を振り返ります。 岸田氏は二〇二一年八月末、自民党総裁選への二度目の立候補を決意しました。記者会見で印象に残った言葉は「民主主義の危機」「新しい資本…
泊停止11年 北電、変わらぬ原発依存 再稼働へ膨らむ維持費、道民は負担に不満 2023/5/5 北海道新聞 北海道電力泊原発(後志管内泊村)の全3基が停止してから、5日で11年となった。北電は燃料高騰を理由に電気料金の値上げに踏み切る一方で、再稼働後に…
76年前からあった「憲法が骨抜きに」の気がかり 「日本人の『意識の覚醒』なければ」と芦部信喜氏 2023年5月3日 東京新聞 「新憲法とわれらの覚悟」と題する論考は、1946年11月の憲法公布直後にしたため、自身が発行に関わった冊子「伊那春秋」第4号(47年2…
「ニュース女子」裁判で勝訴確定、辛淑玉さん「負けてはいけない裁判、何度もくじけそうに」 辛淑玉さん(2023年5月1日/弁護士ドットコムニュース) 「もし負けたらと思うと本当に怖かったです。負けたら、私が『反日の過激派』というレッテルは一生離れな…
強調される自己責任、声上げる人へ矛先 国谷裕子さん(NHK「クローズアップ現代」元キャスター) 暴力によって言論を封殺しようとしたのが赤報隊の事件です。報道、言論、表現の自由に対する攻撃であり、朝日新聞がその意味にこだわって連載を続けてきた…
(取材考記)放送法巡る文書 政治介入、TV幹部の「平静」 伊藤宏樹 報道番組で政権批判を強めた。けしからんと思った権力者が、番組の口をふさごうと裏で画策した……。 3月に突如表に出た放送法を巡る総務省の行政文書は、そんな放送局つぶしに乗り出す権力…
猛毒含む除草剤、全国でようやく撤去へ 林野庁埋設、流出の懸念強く 2023/4/25 朝日新聞デジタル https://digital.asahi.com/articles/ASR4S6KG0R4PULBH013.html?pn=4&unlock=1#continuehere 猛毒のダイオキシン類を含む除草剤26トンが15道県の山中に半世紀…
「水俣の猫をめぐる記憶」 小林直毅 宮澤は,「科学の論理」を借りて「ネコ400号実験」の結果の公表を抑えこんだ市川を「会社の人間」と規定した。原田によれば,それは未知の部分をもって責任をとらない口実にする「会社の人間」ということになる。いみじく…
(声)入管法改正案、世界の信用を失う 高校生 増山哲美(大阪府 15) 審議入りした入管難民法改正案に注目しています。私は自分なりに入管行政の問題に興味があり、新聞やテレビなどでの報道を調べてみましたが、難民の方々にとってひどい法案だと思います…